コラム

意匠出願の優先権主張で注意したいこと。そもそも優先権制度とは?特許との違いは?

そもそも優先権とは?優先権制度は、ある国で例えば意匠を出願した後、他の国にも出願する際に一定の条件を満たせば、新規性や先願の判断に関して、第1国出願の出願日を基準にして判断される制度です。意匠は、特許同様に自らの公開でも新規性を喪失してしまうことから、優先権は重要な制度となります。

意匠出願と色について

意匠出願と色について(1) 商標は色彩だけで出願できるようになったけど、意匠もできるの?2015年に商標法が改正され、商標においては「⾊彩のみからなる商標」も保護されるようになりました。⾊彩のみからなる商標とは、単⾊⼜は複数の⾊彩の組合せのみからなる輪郭のない商標のことで

意匠を検索するために必要な情報について解説します

意匠の検索意匠を検索するためのデータベース世の中で目にする物品や画像等について、意匠権が設定されているかどうかは、意匠公報の検索をすることで確認できます。意匠権は、特許や商標と同様に国・地域毎で登録されているため、該当する国・地域毎に調べる必要があります。意匠

意匠の早期審査とは

意匠の早期審査とは意匠の早期審査制度とは早期審査請求は、出願から審査結果が通知されるまでの待ち時間を短縮させるための制度です。意匠出願と同時又は出願後に早期審査を申請することで、3~5ヵ月程度、審査結果を早く知ることができます。多くのメリットがある制度なの

意匠の分類とは

意匠の分類とは意匠出願できるのは、物品の意匠(デザイン)です。この「物品」には、食べ物から建築物、服や機械等々、あらゆるものが該当します。どんな登録意匠があるのかを物品ごとに検索できるように、物品は体系化され、英数字が付与されています。これを意匠分類と言います。日本には、

意匠の出願変更について – 特許/実用新案出願から意匠出願へ

意匠の出願変更について意匠登録出願への変更制度は、出願人が特許出願や実用新案登録出願を意匠登録出願に変更することができる制度です。この制度は意匠法第13条に規定されており、例えば以下の場合における出願人の救済を目的としています。 出願人が出願形式の選択を誤った場合

意匠の先願制度、先願の要件

意匠の先願制度意匠制度は、新たな意匠(デザイン)の創作を保護し、その独占権を一定期間確保するための制度です。本記事では、意匠の先願制度に関する法律やその適用について詳しく解説します。意匠制度と先願制度意匠制度は、新たな意匠の創作に対して一定期間独占権を付与する

意匠の先使用権について

意匠の先使用権について(1) 意匠の先使用権の概要(1-1) 通常実施権先使用による通常実施権(いわゆる先使用権)は通常実施権の一種ですが、通常実施権には、許諾による通常実施権、法定通常実施権、裁定による通常実施権の3つがあります。先使用権は、このうちの法定通

意匠の使い方(活用方法)

意匠の活用方法について意匠の使い方(活用方法)について意匠法は、「意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする」(意匠法第1条)と規定しています。意匠の創作は、物品、建築物及び画像(以下、「物品等」といいます)のよ

意匠と特許の違い

意匠と特許の違い例えば、新しい商品を開発して、特許出願を検討するとき、意匠登録出願もしたほうが良いのか悩ましいこともあるかと思います。特許、意匠どちらで権利化すべきか、両方で権利化可能か、特許と意匠の違いについて解説します。ポイント 特許は、技

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