PATENT
特許・実用新案
飲食業界の皆様へ(1)はじめに従前、飲食業界においては、提供される食事の美味しさ、盛り付けの美しさ、メニューの価格帯、感じの良い接客態度等によって、他の飲食店と競争してきました。しかし近年、上記のように、提供される食事等の質の高さだけで、他の飲食店との競争に勝
(1)はじめに言うまでもありませんが、食品には丸型、四角、円錐型等様々な形状があります。また、様々な色や形状が工夫されたパッケージに入れられて販売されています。有名な商品であると、商品名を見ずとも形状やパッケージを見ただけで分かるものもあります。食品の形状及び包装デザインは意匠権
関連意匠制度の活用令和元年意匠法改正により、関連意匠制度が大幅に改正されました。改正のポイントは以下の3つです。①関連意匠を出願できる期間が大幅に延長(基礎意匠*1の出願日から10年以内)。②基礎意匠及び基礎意匠に係る関連意匠と同一又は類似の意匠を自己が実施していても新規性・創作非容
「関連意匠」は製品のバリエーションを保護しますデザインの創作過程において、一つのコンセプトから多くのバリエーションの意匠が生まれることはよくあることです。関連意匠制度は、同一出願人が創作した一群のデザインを同等の価値を有するものとして保護し、各々の意匠について権利行使することを可能に
部分意匠制度について部分意匠制度とは?従来、意匠法が対象とする「物品」とは、市場で流通する有体物であり、独立して取引の対象となり得ない物品の部分は、意匠法上の「物品」ではないものとして扱われ、物品の部分に係る意匠は保護対象とはなっていませんでした。しかし、独創的で特徴ある
(1)はじめに我が国では、新たな種苗の品種を保護するために「種苗法」が定められており、品種登録を行うためには、農林水産省へ植物品種について登録の申請をする必要がございます。品種登録されて育成者権を得た「育成者権者」は、登録品種を業として利用(種苗の生産・販売等
意匠の出願図面と図の作成(1) 意匠図面とは?この記事では、「意匠図面」についての知恵と情報をメインに、皆様に詳細にお伝えいたします。(1-1) 設計図面と意匠図面これから製造・販売しようとする製品については、まず設計図面を作成し、その設計図面通り
はじめにスマート農業とは農業と先端技術を組み合わせ、農業の能率化・省力化を図ろうとするものであり、これには①手作業のロボット化・自動化といった単なる労働の代替という面と、②膨大なデータを収集・分析することで農業経営者の意思決定を支援するという面があります。以下にも述べますように、日本において
組物の意匠とは意匠出願は意匠ごとにしなければならないと規定されており(意匠法第7条)、原則1つの出願には1つの物品しか含めることができません。つまり、まったく異なる複数の物品や、機能的・形態的一体性がないのに分離した物品が願書に記載されている場合、通常登録は認められません。
はじめにIT(情報技術)から端を発したデジタル革命により、世界のデータ量は2年ごとに倍増し、また、ハードウェアの性能は指数関数的に進化しました。このテクノロジーの進化により、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ブロックチェーン技術が実現されつつあります。このような技術は、我々の