コラム

アディダス vs. トム・ブラウン -商標権侵害と商標の希釈化-

アディダス vs. トム・ブラウン-商標権侵害と商標の希釈化-訴訟2021年7月、スポーツウェアブランドのアディダスが、高級アパレルブランドのトム・ブラウンの4本ストライプとグログラン(同幅の赤白青3本線と両側に極細の白線、トム・ブラウンは5本ストライプと主張)がアディダスの登録商標の3

商標法第4条第1項第11号の改正~留保型コンセント制度の導入~

商標法第4条第1項第11号の改正~留保型コンセント制度の導入~※2023年10月24日時点における情報(特に、7月11日付の第31 回商標審査基準ワーキンググループにおける意見)をもとにしています。実際に開始される運用は異なるものになる可能性がある点、ご留意ください。現行制度の概要商

Tシャツに付したイラスト関する商標判決紹介

Tシャツに付したイラスト関する商標判決紹介-令和3年(ワ)第10991号 損害賠償請求事件(2023年9月29日)-(原告:商標権者)株式会社Fathom /(被告)株式会社ストライプインターナショナル判決要旨概要被告が販売したTシャツに付されている被告標章(イラスト)について、

2024年1月号【法務】ニュースレター

1月号【法務】ニュースレター2024年1月1日に施行新規性喪失の例外適用手続の緩和 当所ニュースレターでお伝えしてきた「意匠の新規性喪失の例外適用手続の緩和」についての改正が、2024年1月1日に施行されることになった。この日以後の出願については、意匠登録を受ける権利を有する者(

2024年1月号【総合】ニュースレター

1月号【総合】ニュースレターグローバル知財戦略フォーラムの開催 特許庁と独立行政法人工業所有権情報・研修館は、2024年1月25日に「グローバル知財戦略フォーラム2024」を開催する。「グローバル知財戦略フォーラム」は、ビジネスと知的財産を取り巻く環境が大きく変わる中、経営や知財戦略に関

商標法第4条第1項第8号の改正 ~他人の氏名を含む商標の登録要件緩和~

商標法第4条第1項第8号の改正~他人の氏名を含む商標の登録要件緩和~2024年に商標法第4条第1項第8号の改正が予定されております。本改正により、他人の氏名を含む商標の登録要件が緩和される予定ですので、下記の通り改正の経緯と改正の内容をお伝えいたします。※2023年12月15日時点におけ

意匠法令和5年改正 新規性喪失の例外規定の適用手続きの要件緩和について

令和6年1月より、新規性喪失の例外規定の適用手続きの要件が緩和されます。詳細は下記をご覧ください。  適用対象:令和6年1月1日以降の意匠出願緩和内容:4条2項の規定の適用を受けるための証明書に関し、意匠登録を受ける権利を有する者の行為に起因して公開された意匠について、最先の日の公開

2023年12月号【総合】ニュースレター

12月号【総合】ニュースレターAI関連発明の出願状況 10月31日、特許庁は、国内外におけるAI関連の出願の現況を明らかにするための調査に係る調査結果を公表した。この調査結果は、2019年7月に報告された調査結果を、2021年までの出願データをもとに更新したものである。 これによると、調

2023年12月号【法務】ニュースレター

12月号【法務】ニュースレターメタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題当所ニュースレターでは、過去2か月にわたって、意匠審査基準ワーキンググループにおいて検討されている「新規性喪失の例外適⽤⼿続の緩和」について、詳細にお知らせしてきた。2023年9⽉29⽇に開催された第23回意匠審査

インカメラ手続等に係る特許法改正について

 POINT特許権の侵害は、侵害が容易であるうえ、立証が困難であり、さらには侵害を抑止しにくいという、特殊性を有しています。それ故、「侵害したもの勝ち」にならないように、適切な法整備を行う等の配慮が必要となります。 今般の特許法改正では、上記に鑑み、特許訴訟制度の充実を図るための

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