コラム

2023年12月号【総合】ニュースレター

12月号【総合】ニュースレターAI関連発明の出願状況 10月31日、特許庁は、国内外におけるAI関連の出願の現況を明らかにするための調査に係る調査結果を公表した。この調査結果は、2019年7月に報告された調査結果を、2021年までの出願データをもとに更新したものである。 これによると、調

2023年12月号【法務】ニュースレター

12月号【法務】ニュースレターメタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題当所ニュースレターでは、過去2か月にわたって、意匠審査基準ワーキンググループにおいて検討されている「新規性喪失の例外適⽤⼿続の緩和」について、詳細にお知らせしてきた。2023年9⽉29⽇に開催された第23回意匠審査

インカメラ手続等に係る特許法改正について

 POINT特許権の侵害は、侵害が容易であるうえ、立証が困難であり、さらには侵害を抑止しにくいという、特殊性を有しています。それ故、「侵害したもの勝ち」にならないように、適切な法整備を行う等の配慮が必要となります。 今般の特許法改正では、上記に鑑み、特許訴訟制度の充実を図るための

半導体集積回路配置法とは?

はじめに知的財産権法の分野の中に、あまり知られていませんが半導体集積回路配置法(正式名称:半導体集積回路の回路配置に関する法律)という法律が存在します。この法律は、昭和60年(1985年)5月31日に成立し、翌昭和61年(1986年)1月1日に施行された法律です。したがって、法律としては意外

EPO 知財情報-“Global Dossier”の開始

6月初旬にEPOおよびSIPOは、European Patent Registerのウェブサイトを介して使用できる“Global Dossier”というサービスの開始を発表しました。出願のFamiliy PatentがEPOまたはSIPOに出願された場合、“Global Dossier”にてそのFa

知的財産権とは?

知的財産権とは?知的財産権とは、下記の図に示すように、特許権、実用新案権、意匠権、商標権からなる産業財産権に、著作権等を加えた権利の総称をいいます。また、知的財産は、土地・建物・宝石等とは異なり形がありません。そのため、知的財産権は「無体財産権」ともいわれます。このような知的財産権は

PCT出願の日本国内移行について

2003年10月30日弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK辻特許協力条約に基づく国際出願(PCT出願という)であって、指定国に日本国を含むものは、所定の条件下でわが国にされた特許出願または実用新案登録出願とみなされること

微生物特許に関する一考察

2003年5月1日弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK(文責: 清岡)微生物の寄託バイオテクノロジーに係る発明のうち、微生物に係る発明については、その微生物を当業者が容易に入手できない場合には、出願前に当該微生物

人間のクローニング、その話題について

2002年12月27日 、米国のある宗教団体がクローン人間第1号である女児の誕生を公式に発表した。このクローン(複製)赤ちゃんが実際にクローン人間であるか否かは科学的に検証されなかったが、半世紀以上蓄積されてきた生命技術から推せばクローン人間の出現だけは事実である可能性が高いということである。この団

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